Mar 07, 2009
水漏れはすぐに処理してくれる業者があります
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「巨人4-4ヤクルト」(6月30日、東京ド)
執念でドローに持ち込んだ。九回、ヤクルト抑えの林昌勇から2点差を追いつき、巨人は2試合連続の引き分け。5位転落の危機を回避した原監督は「よく追いつきましたね」と、ため息交じりに言葉を絞り出した。
負ければ5位転落だけでなく、今季最多の借金7。巨人史上優勝した例がない“デッドライン”に、足を踏み入れるところだった。終始劣勢の試合展開だったが、九回に阿部が適時打、脇谷が同点犠飛。死のふちからはい上がった。
だが、勝ちきれないのが今の巨人。十回、2死から長野が四球を選び、けん制悪送球で好機拡大。サヨナラ勝ちの絶好機だったが、高橋信が二飛に倒れた。価値あるドローにも思われたが、原監督は「本当は勝つつもりだったけど」と、最後まで笑顔を見せなかった。
ただ、小笠原、阿部がともに2安打ずつを放ち、復調気配を見せたことは好材料だ。「あのへんがつないだり決めたりすると、チーム力が上がりますね」と原監督。執念のドローで、チームが上向きとなることを信じるしかない。
「マツダオールスター・ファン投票最終結果」(6月30日)
マツダオールスターゲーム2011のファン投票最終結果が6月30日に発表され、広島・前田健太投手(23)は先発部門2位。2年連続1位での選出を逃した。3勝5敗の成績ながら、13万977票の支持に感謝したマエケンは、獲得票に応える反撃で、チームをAクラスに自ら導くことを誓った。この日はマツダスタジアムで、1日に先発予定のヤクルト戦(マツダ)へ向けて調整した。
◇ ◇
狙っていた逆転トップ選出はならなかった。球宴ファン投票の最終結果は、1位・由規(ヤクルト)と7万5476票差をつけられる2位。マツダスタジアムで調整を終えた前田健は「出たい気持ちはあったけど、仕方ない。この成績ではね」と、サバサバした表情で受け止めた。
ここまで3勝5敗、防御率3・53の不本意な成績。それでも「悪い中でこれだけ入れてくれたのはうれしいこと」とマエケン。支持してくれた13万977票は、逆襲への大きな力になる。
4日には監督推薦での球宴出場選手が発表されるが、今は「考えない。そのためにやってるわけじゃない」と思いを封印。自身の勝利でチームを浮上させることへ気持ちを集中させた。
現状には「上位(チーム)との差はそんなにない。僕さえ良ければというのがある。僕が勝たないといけない」。バリントンがチーム勝ち頭の7勝を挙げながら、借金は6。エースの自分がしっかりすれば、もっと上位に食い込めたはず‐。そんな悔しさを口にした。
「勝って3位になれば、次は2位となるし、3位はひとつのモチベーションになる」と、Aクラスへ自ら導くことを誓った。
1日はヤクルト戦(マツダ)に先発予定。昨季は4勝1敗、防御率0・73に抑えた相手だ。今季も5月7日に対戦し、6回1失点と好投。「いいイメージを持って入りたい」と、力を込めた。
大野投手チーフコーチもハッパをかける。「うちは若い経験の少ない先発陣が多いから。マエケン、バリントンが軸となって投げてもらわないと」。盤石の二本柱で、福井、中村恭の新人を勇気づける効果も期待した。
チームはリーグ戦再開後、3勝2敗と好スタート。「僕で流れを止めないようにしたい」と前田健。首位たたきで、7月反攻へ弾みをつける。
「楽天1-3ソフトバンク」(6月30日、K宮城)
劇的勝利の余韻はなかった。楽天は打線が沈黙し、完敗。前夜は延長戦の末、岩村の逆転打でサヨナラ勝ちを収めたが、この日は淡泊な負け方だ。星野監督は「昨日ああいう勝ち方をしているのに乗り切れない。ここが問題」とため息をついた。
鳴り物禁止デーと銘打たれた一戦。静寂の中、ファンの声が一層際立っていた。七回1死三塁で細川がスクイズ。詰め寄るべき一塁手のルイーズは反応せず、あっさり3点目を献上した。当然のように「下手くそー」のヤジが球場に響いた。
11日の中日戦以降、連勝がないまま6月終了。闘将は「サヨナラは多いのになあ」とつぶやくように、波に乗るきっかけの試合はたくさんあった。だが、そこで波に乗れず、借金は減らない。行きつ戻りつ、一進一退の日々が続く。
阪神のチーフスコアラーで6月27日に心筋梗塞(こうそく)のため亡くなった渡辺長助さん(享年54)の通夜が6月30日、西宮市内の斎場でしめやかに営まれ、球団関係者を中心に320人が参列した。倉敷への遠征前に駆けつけた真弓明信監督(57)は、タイガースの勝利と優勝のために働いた長さんの意をくみ、今オフに優勝の報告ができるようチーム一丸の戦いをすると霊前に誓った。
◇ ◇
長さん、見ていてくれ。必ず優勝するから‐。
焼香を終えた真弓監督は声を絞り出すように話した。
「タイガースが勝つように、優勝するように、一生懸命仕事をしてくれた長さんの意をくんで、チーム全員の力を合わせ、オフはいい報告ができるよう頑張りたい」
逆転Vを、チームの誰一人としてあきらめてはいない。その思いをあらためて口にした。
真弓監督と渡辺さんは、事実上の“同期入団”。指揮官が阪神にトレードされた年のドラフト3位が長さん。翌年から一緒にプレーし「しかも熊本出身で同じ九州。非常に仲良くさせてもらいました」。遺影の両脇には渡辺さんの現役時代の背番号36、コーチ時代の『89』のユニホームが飾られた。入り口には、83年の巨人戦で放った現役時代唯一のホームランボールも。脳裏に浮かぶ思い出が、指揮官の瞳を潤ませた。
「体は大きいし、非常に健康で。それがいきなり逝って…。まだ受け止められない。顔を見たら一緒に酒を飲んだ長さんとは違ったが、今日帰ったらまた一緒に飲めるような気持ち」
通夜の後は倉敷へ向かわねばならない。だから、長さんに会えるのはこの日が最後。そう頭では理解していても、心が受け入れてくれない。
「お別れに来るところなのに、別れるという気持ちになれないですね…」。声を震わせながら話すと、しばし絶句。だが、悲しみにくれてばかりはいられない。
この日の練習前、和田打撃コーチは「次の横浜3連戦に限らず、ずっと積み重ねてこられたものがあるからね」と話した。チームにはリーグ再開へ向けて渡辺さんが整理した、各チームのデータが残されているという。
そんな長さんの仕事ぶりを、真弓監督は「とにかく野球が好きで、タイガースを愛してる。球場にいる時間が長く、チーフスコアラーとして熱心にデータを集め、チームのために働いてくれた」と振り返る。選手が迷うことなく次の1球に集中できるよう、労を惜しまなかった長さんの思いを受け継ぐことが、残された者の使命だ。
真弓監督は約束した。「とにかく長さんの意をくんで、喜んでくれるような試合をどんどんしていきたい」。祭壇の脇には、亡くなった翌日28日・広島戦(富山)のウイニングボールも供えられた。そんな勝利を一つでも多く積み重ね、栄冠をつかみ取る。それこそが、志半ばで逝った長さんへの何よりの供養だ。
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