Dec 17, 2008

鍵の交換だけで保つことができない

重要なのは、何と私の家にいるわけですね。自分の、家族自身、家族、自分に大切なものは、私の家にいますね。従ってそのような事を保護するための鍵交換は大切ですね。より、今の時代のピッキングの技術を考えると、キーの交換にして保つことができないことが多いです。
ガラスは割れると、簡単に分かれる。 Windows用の厚手のものでもある。割れた窓ガラスを見て、ガラスの修理費はいくらかとかそんなことを考えた。ガラスの修理業者を呼んでくれてだが、正直面倒だ。価格が高いことが最大のネックであるが、より利用しやすくなってくれれば、ありがたいと思う。
【衝撃事件の核心】

 「何やこれ、会社つぶす気か!」。赤字回避に異様なまでの執念を燃やした経営トップは、大勢の前でも容赦なく部下を怒鳴り上げていた−。近畿日本鉄道の完全子会社だった広告代理店「メディアート」(大阪市天王寺区、解散)の粉飾決算事件で、大阪府警捜査2課は10月25日、株主に分配できる剰余金がないのに配当を行ったとして、会社法違反(違法配当)の疑いで元社長の佐藤裕紀容疑者(63)=京都府宇治市大久保町、解任=を逮捕。佐藤容疑者が一連の不正行為を主導したとみて実態解明を進めている。8年間にわたる粉飾で水増しされた実績は約63億円。恐怖で社内を支配したワンマン社長が突き進んだのは、破滅への一本道だった。

■赤字回避に異常な執念

 「一度赤字を出すと会社はどんどん悪くなる。何とかならないのか」などと言い出したのが、発端だった。

 大阪府警の調べなどによると、粉飾決算が始まったのは平成14年ごろ。暗に決算の粉飾を求めた佐藤容疑者に対し、部下は、適切に会計処理を行えば赤字になることを伝えたのだが、「赤字は認めん。(黒字にする)方法を考えるのが仕事やろ」などと叱責されるのがおちだった。

 佐藤容疑者は、決算期末が迫るたび、各部門に実績の積み上げを求める通達を出していた。事実上、会計ルールを逸脱した売り上げ計上を行う指示だ。

 不正行為は当初、予定された売り上げを前倒しして計上するなどの手段にとどまっていた。しかし、次第に全く架空の売り上げをでっち上げるという手口に及ぶなど、泥沼にはまっていった。実態から年々かけ離れていく書類上の数字。危機感を覚えた部下が粉飾をやめるよう進言すると、佐藤容疑者は「お前ら何考えてんねん」と激高したという。

 社内の会議などで粉飾を意味する「ドレッシング」という隠語を口にするようにもなった。あからさまな態度にもかかわらず、恐怖感を植えつけられていた部下らは、不正について外部に口外できなかった。そして、社内の空気もよどんでいった。佐藤容疑者は、日頃から部下に予算の達成を厳しく求めていたが、もともと高めの目標が設定されていたこともあり、「不正行為もやむを得ない」との雰囲気が蔓延(まんえん)した。

 業績の悪い部下を激しく罵倒し、粛清人事もいとわないなど周囲から恐れられた佐藤容疑者。“絶対的存在”となった彼の暴走を止める者は、誰もいなくなった。

■「粉飾どこもやってる」

 数字を操作すると当然、不正が露見しないよう策を弄する必要が出てくる。

 粉飾決算の陰で、監査法人などに対し、不正行為に使われた経理伝票を見せなかったり、システムを操作して会計資料を出力できなくするなど、悪質な隠蔽工作が行われていた。

 佐藤容疑者は「会計士に目をつけられている。尻尾をつかまれたらあかんねん」などと号令を発し、粉飾が発覚しないよう繰り返し対策会議が開かれた。不正行為に加担したことを気に病む部下に対して佐藤容疑者は「粉飾なんて、どこでもやっているんや。あまり気にするな」と言い放ったという。

 しかし、いつまでも不正が続けられるわけはなかった。粉飾決算は、別の近鉄グループ会社で起こった横領事件をきっかけに行われた特別監査により、22年1月に発覚した。

 近鉄の調査委員会がまとめた報告書がある。これにによると、佐藤容疑者は14年度から21年度の毎年、実体がない内装工事などの取引をでっち上げるほか、経費を過小計上するなどの手口で、決算を粉飾するよう担当者に指示。この結果、約35億円もの架空の利益が計上されていた。この結果を受けて、近鉄は22年5月、佐藤容疑者を会社法違反の罪で大阪府警に刑事告発した。

 報告書は佐藤容疑者の別の不正も暴いた。

 佐藤容疑者が取引先のデザイン会社に独断で8400万円を貸し付け、全額が焦げ付いていることも判明した。融資に難色を示す担当者を押し切り、「助けたれ」の一言で貸し付けを決めたという。佐藤容疑者は、デザイン会社が破産した後も貸倒損失として計上せず、メディアート社が受けた損害を隠していた。

 佐藤容疑者は粉飾決算が発覚した直後の22年2月に解任され、約120億円の売上高があったメディアート社も同9月に解散した。一連の粉飾決算で、近鉄の業績に与えた影響は約43億円にのぼり、一時東証などの監理銘柄に指定された。

■違法配当容疑で逮捕

 社内を牛耳り、破滅へと導いたワンマン社長。佐藤容疑者を知る元同僚の1人は「真面目(まじめ)な人間に思えたが…」と振り返る。佐藤容疑者は、昭和48年に近鉄へ入社。平成5年に役員としてメディアート社に出向し、15年から社長を務めた。

 粉飾決算の発覚後、近鉄の内部調査に対して、いったんは「会社の存続や従業員のためだった」などと説明していた。しかし、近鉄が損害賠償を求めた民事訴訟では「(不正行為は)自分が社長になる前から始まっていた」「発覚したときに社長だった自分に責任を負わせようとしている」などと主張している。

 刑事告発を受けた大阪府警は、メディアート社の財務状態などを詳しく分析。当時の帳簿を再現するなど約1年半にわたる緻密な捜査の末、佐藤容疑者の逮捕にこぎつけた。

 逮捕容疑では、平成19年3月の決算で、実際には約2億円の債務超過で分配可能額がゼロだったのに、架空の売り上げなど約21億円を加算計上して剰余金があるように装い、100%株主である近鉄に1千万円を配当した、とされる。大阪府警は、粉飾の経緯を知る立場にあった元メディアート社幹部の数人についても、任意の事情聴取で関与の度合いを調べている。

 近鉄社内では切れ者のリーダーで知られ、経営の分かる幹部として期待されていたという佐藤容疑者。メディアート社での常軌を逸した実態を知った元同僚の1人は「責任感の強いタイプに見えたが、それ故に思い詰めてしまったのだろうか」と絶句。「社長としてのプレッシャーもあり、『会社を何とかしなければ』との思いが募って悪い方向に向かってしまったのかもしれない。いつの間にか、引き返せなくなっていたのだろう」と言葉を詰まらせた。

 大阪府警に逮捕された佐藤容疑者は取り調べに対して容疑を否認しているという。10月26日、大阪地検へ送検される捜査車両の後部座席に、うなだれて座っていた佐藤容疑者。その表情からは、事件に対する真意を読み取ることはできなかった。

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